作品レビューの前に

このページは、2004年から2010年にかけて、管理人がパク・トンハのファンだった時代に書いたものです。
現在管理人はパク・トンハに対する評価を改めており、このサイトに書いている内容はすべて過去のものです。
作品に対する感想は何ら嘘やごまかしなく書いてありますが、パク・トンハという俳優に対する評価には下駄を30足くらい履かせて書いております。

素直に評価を正せば、はっきり言って、芝居は何を演じても「パク・トンハ」の殻が頭の上に乗っかってます。
歌はクラシック系のみに長じており、ロック系楽曲においてはリズム感が悪く感じられました。
エリザベート当初はルドルフの高音域も出せていましたが、日本を撤収する直前頃はタバコのせいか高音域がガザガザして非常に出しにくそうでした。
ダンスは重いです。ビジュアルを見てわかるように、ムーンフェイス、太り気味のせいかと思われます。カウントの取りかたも遅れがちです。
自分が理解できるような役柄には集中力を見せる一方、自分の好みでない役柄や美味しくないと思う作品では役柄との壁や距離感をしっかり残したまま演じてきます。

来日当初は前途有望な青年俳優だったのですが…。
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パク・トンハさんが日本で俳優活動を始めて2010年で10年目になります。
日本語を習得し、俳優としてキャリアを積み重ね、人として信頼を得てきました。
ファンを「翼(TSUBASA)」と呼び、一つひとつの仕事や課題を大切にし、礼儀を重んじて行動していらっしゃいます。
また、言葉・文化の壁を何度も何度も乗り越えながら少しずつ結果を出しきたトンハさんを、日本の観客は好感を持って暖かく見守っていると思います。

一方で、NHKテレビ・ハングル講座の出演や韓国に関連したイベントに出演し、文化交流と相互理解の大切さを伝える仕事を大事に育んでいらっしゃり、ハングルを勉強するための本を2冊執筆するなど、韓国と日本の架け橋になるというテーマを持って活動していらっしゃいます。韓流ブームがひとときのもので終わらないように願い、また韓国でも日本ブームが起こればという希望を持ちながら、ご自身は両方の良さを理解し大切にできる「日韓人」でありたいと望まれています。
ハングルの勉強を始めた多くの方へは「今楽しんで勉強するだけではなく、これからの日本と韓国の未来のためになるような、先を見据えた意味のある勉強をして欲しい」(@学研『ハングルでファンレターを書こう』参照)という内容のメッセージを送っています。

このような姿勢を、私は素晴らしいと思い、尊敬しています。
俳優パク・トンハは、演劇界をさわやかに軽やかに駆け抜ける一陣の風のようなかた。
大空を翔る力強い鷹のように日韓の舞台に舞い降りて、今、俳優としてますます円熟しつつあります。
私は、これからもずっと、もっと高いところへ羽ばたいて飛び回っていて欲しいと願って応援しています。
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と思っていた時期もありましたが、現在は全くそのような気持ちはございません。